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ポトッ..
白い紙の上を黒い染みが広がる。
「…チッ」
今日は朝からイライラして事が運ばねぇ。
珈琲を口にしようとカップに手を掛ければ中身は空だ。
「クソッ!」
しょうがねぇからタバコに手を掛けるとこれも空。
ふざけんじゃねぇ。
空箱を怒りに任せて壁にぶち投げる。
買い置きも切れていた事に気付き、イライラは最高潮に達した。
「あれ、三蔵なにしてんの?探しもん??」
盛大な音を立てる扉と同時に悟空が顔をだす。
「てめぇ、他人の部屋に入るときはノックしろって言ってんだろーがッ!」
スパーン!!
ハリセンを一閃。
悟空はその場にうずくまっている。
「ってぇなぁ…なぐることないじゃん!」
「るせぇ!バカ猿!!」
「なんだよ!三蔵のはげ!横暴!!インチキ坊主!!」
「やかましい!」
「はいはい、そこまでにしてくださいよ」
これからって時に聞き覚えの在る声が響いた。
…チッ。コイツが出てくると厄介だ。
「そんな顔しないで下さい、三蔵。
ほら…ちゃんとお土産持ってきたんですよ。」
無駄に笑顔を振りまきながら、マルボロ赤ソフトを2カートン俺に手渡す。
「そろそろ、切れてる頃じゃないかと思って。」
舌打ちを一つ。
その場で殻を破り、一箱取り出す。
真新しいタバコの香りが鼻腔をくすぐる。
一本咥え、さっさと火をつけ残りを無造作に机の上に放り出す。
肺に達する程深く吸い込み、古くなった空気と一緒に煙を吐く。
少し、気分が落ち着いた気がした。
「ずりーよ、八戒。俺には何かねーの?」
「もちろん、ありますよ。
はい、肉まんと焼きソバ。」
うわー、ありがとー!!…といってるのはかろうじてわかるが、袋を開ける前に礼を言え。
つーか、食いながらで聞きとれるか。バカ猿め。
「あ、珈琲もすぐ入りますから。」
「…ああ。」
窓際に寄り、ゆっくりと煙草をふかす。
晴れた空に流れていく嗅ぎ慣れたマルボロの煙
部屋に広がる淹れたての珈琲の香り
こんな結末なら、悪くはねぇ。
…絶対、口にはしてやらん、が…な。
…悟空の三蔵に対する暴言が思いつかなかった…(滝汗)
ゲスト(?)はやっぱり八戒さんじゃないと収拾つかない(笑)
つか、三蔵って難しいー(汗
奥が浅くてもダメっぽいし、深すぎても単なる冷たい男だし。
いやぁ…どうしたもんかな。
これ、公開して良いんかのう…(オィ