濡れた靴



通り雨に降られた。
ふと、雨の日に別れたオンナのことを思い出す。


黙って消えてしまわないで。

終わる時はちゃんと言って。
最後まで頑張ってみるから。

ダメなときはちゃんと言って。
さよならくらいは直接伝えたいの。

だから、ねぇ…


昔付き合ってた女の一人。
身体の相性がよくってついずるずると長く付き合った記憶がある。
キライなタイプじゃなかったし、たまにはマトモな恋愛ごっこをプレイとして愉しんでみたくなってOKしてみた。

別に重かったわけじゃない。

ただ、辛くなった。
優しくしてやれたかもワカンナイほど。
彼女の気持ちに応える気のないこの状態が。

結局、黙って逃げた。
そう、逃げたんだ。
何一つ残してやらなかった。
言葉も、モノも、痕跡すら何一つ。
ああ、名前だけはどうしようもねぇよな。
ホントは、記憶も消してやりたかった。
オレって言う存在そのものを。

だって、気持ちワリィだろ?
引きずるように記憶と想いだけ残して消えるなんて。

通り雨で、ずぶ濡れになった靴とおんなじだ。





最近、また好きなサイト様の閉鎖が相次いで(ほろ)
ついつい、ごじょさんに思いを託しました。(どこが?)